企業と市民でつくる未来 ~企業の社会的責任を軸とした学習プログラム集~
みなさんは、「CSR:Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」という言葉を聞いたことがありますか。
なかには詳しい人もあるかもしれませんが、一般にはまだ聞き慣れない言葉ではないかと思います。しかし、企業が環境問題への貢献をテレビ等でよくアピールしているのはご存知ではないでしょうか。
現在私たちは、環境問題や2008年秋の経済危機以降続く深刻な不況など、世界的規模の難題が山積みの時代に暮らしています。その中で、企業がどのようなことを重視し、どのような活動をしているのか、また企業活動がそれらの難題にどのような影響を与えているのかが注目されるようになりました。
私たちは、ひとりの消費者・市民として企業と関わっています。と同時に、企業に所属する従業員であるという人も多いでしょう。
この冊子では、そのような私たちが今後企業活動に何を求め、私たち自身の生活をどう見直していけばよいのか考えて頂くための、体験的参加型による活動事例を紹介するとともに、それらの活動を実践される方が知っておいた方が良いと思われる基礎的資料を掲載しています。
○ 企業と人権の関係性
○ 企業の社会的責任(CSR)の基礎知識
○ CSRの取り組み例
○ CSRに取り組む意義
○ 学習プログラム事例
社内研修用(4事例)
市民学習(地域学習・PTA研修等)用(2事例)