R6講師派遣の実施報告⑳(笑いと人権)
✤ 令和6年度に講師派遣で行かせていただいた研修等の中から、一部を紹介します ✤
実施日 :令和7年2月15日
タイトル:笑いと人権 -人権の視点から「笑い」を考える-
鳥取市若葉台地区人権教育推進協議会主催の人権教育全体研修会で講師を務めました。
「笑い」という行為を、人権尊重の視点からお話しする内容です。このテーマでお話しすることはまだ2回目ということもあり、若干、緊張した状態で臨みました。
前半は、「笑い」にまつわる様々な特徴について、「笑い」がもたらすいくつかの「良さ」についてお話ししました。
後半は、私たちが「おかしくて笑う」とき、そこに「差別的な笑い」が入り込んでいないかという話からはじめて、「差別的な笑い」が具体的にどのような問題を引き起こすか、「差別的な笑い」をなくすことが難しい、心理的、関係性的、社会的な要因を紹介し、参加者の皆様と問題を共有していきました。
最後に、まとめに代えて、今回のお話を踏まえた、今起きている「笑い」を人権尊重の視点から問題かどうかを見極めるためのポイント(試案)を共有して終わりました。
時間は有限です。笑いも同じく有限で、無限に笑えるものではありません。だからこそ、同じ「笑い」なら、誰かの人権を侵害するような、誰かの「犠牲」の上に成り立つような「笑い」より、少しでも人の気持ちが楽に、穏やかに、前向きに、元気になれるような「希望の笑い」で笑える生き方が良いなと思います。
学校の児童・生徒や保護者にも聴いてもらいたいといった、ありがたいお言葉もいただきました。
様々な対象に届くように、プログラムを改良、アレンジしていきたいと思います。
改めて、本研修にご参加いただいた皆様、準備にご尽力いただいた役員の皆様、この度は貴重な機会をいただき、まことにありがとうございました。
〈講座用スライドの一部〉






★センター事業の人権啓発講座(2024年8月)でも、「笑いと人権」をテーマに実施しました。
→【実施報告】2024年度人権啓発講座(笑いと人権) | 公益社団法人鳥取県人権文化センター
★「笑いと人権」に関連した「じんけん放話」記事です。
→じんけん放話16:笑いは「健康」に良い→笑いを「健康」に良いものに | 公益社団法人鳥取県人権文化センター
★講師派遣についての詳細はこちらをご覧ください。
→講師派遣 | 公益社団法人鳥取県人権文化センター (tottori-jinken.org)