【実施報告】2024年度人権啓発講座(部落問題)
●先月開催された「人権尊重社会を実現する鳥取県研究集会」の第4分科会で、センター企画の人権啓発講座を実施しました。
●第2分散会について報告します。
第4分科会 第2分散会
【テーマ】「部落差別があり続ける社会」を変えるために
【日 時】2024年8月2日(金)午後1時15分~午後4時
【会 場】エースパック未来中心 セミナールーム3
【講 師】中江 美紀(鳥取県人権文化センター)
【内 容】
- 〈講義〉部落差別の現状について(インターネット上の部落差別、結婚差別、土地差別)
- 〈グループワーク〉人権学習教材「innovation『部落差別があり続ける社会』を変えるために」に掲載されているワーク「私は差別していませんけど?」
- 〈講義〉差別の問題を読み解くためのキーワード「マジョリティ特権」「マイクロアグレッション」
- 〈グループワーク〉マイクロアグレッションになり得る例について考えてみよう
- 〈講義〉「部落差別があり続ける社会」を変えるために(まとめ)
【感 想】
近年、様々な人権問題を考える際に注目されている「マジョリティ特権」や「マイクロアグレッション」の説明に重点を置きながら、私たちの社会はなぜ「部落差別があり続ける社会」なのか、その仕組みについて考えました。
グループワーク(20分~30分程度×2回)では、多くの人が初対面という状況の中、熱心に、真剣に、かつ和やかに話し合いがなされ、参加者アンケートでは「時間が足りないと感じるほどいろいろな意見が出た」「大変有意義だった」といった感想をいただきました。
世代や職種等が異なる人と共に意見交換したり、一つ一つの例について、他者の意見を聴きながらじっくり考えることで、講演を聴くだけでは得られない学びの深まりがあったのではないでしょうか。
発表も積極的にしていただき、参加者の皆さんの熱意や協力的な姿勢に、感謝の気持ちを抱きながらお話をさせていただくことができました。ありがとうございました。
〈当日のスライドの抜粋と会場の様子〉