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【実施報告】2024年度人権啓発講座(笑いと人権)

第4分科会 第1分散会
【テーマ】笑いと人権、それを巡るリテラシー -「笑い」に潜む差別性とどう向き合うか-
【日 時】2024年8月2日(金)午後1時15分~午後4時
【会 場】伯耆しあわせの郷 大研修室
【講 師】岡 研司(鳥取県人権文化センター)


【内容、感想】
 人権の観点から、笑い(笑わせる、笑われる、笑う)を巡る事柄について、講義と話し合い活動から深めていきました。
途中、参加者のみなさまに、今日の笑いを巡る問いかけをし、その是非や判断基準などについて話し合っていただきました。
 

・最初は「難しいなあ」とグループで話していたが、講師からの補足情報を参考に、再度じっくり話し合う中で、メンバーそれぞれが自分なりの意見を持てるようになり、それを出し合う中で、『議論』ができるようになって面白かった。

・話し合う中で、1つの問いについての「あり」「なし」を判断するまでにこれだけ考えるべきことがあるのだと気づき、驚いた。

↑終了後、参加者からいただいた感想です。話し合うことや参加型の醍醐味を味わっていただけたようです。

 笑いは、私たち一人ひとりの日常に根付く行為であるため、個人の意識だけでなく、個人を取り巻く社会の構造的な問題とも絡んできます。1つの笑いには様々な背景や複雑さがあるからこそ、人権の観点から日々の笑いを点検し、それぞれの日常に活かせる笑いのリテラシーを高める必要があります。この講座でその必要性を皆さんにお伝えできたのであれば、幸いです。


 今回、センターとしても初めて挑戦するテーマでしたので、時間配分や内容の微妙な整合性、論展開、理解を深める工夫などの面で課題がみられました。改善していきながら、今後とも多くの人と学び合っていきたいテーマです。
 終始和やかに、そして、真剣にテーマと向き合っておられた皆さんの様子から、本テーマによる人権啓発・教育の今後の展開に、手応えを感じた講座となりました。

 

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