R7 人権勉強会の実施報告②(講師力について)
実施日 :令和7年9月8日
対 象 :倉吉市人権政策課職員、人権文化センター職員17名
学習テーマ:「講師力」について考える
今回の勉強会は、人権学習会や人権研修会の講師に必要な「講師力」について、地域の人権啓発に携わっておられる参加者の皆様と一緒に考えていきました。
【会の流れと概要】
❶「講師力」と「講師の評価軸」の紹介
・センターが以前、考案した人権研修の講師に求められる力である「講師力」と、
それを分析するための「講師の評価軸」について。
★評価軸は、「講師の話し方や態度」「プログラムの構成や内容」「資料(スライド、
配布資料)」の大項目の下に、それぞれ小項目があります。
❷他者の模擬実践を観察・分析してみよう
・観察対象(講師と実施テーマ)の紹介(センター職員が講師役)
・分析項目の選定
・実践の観察
・観察した内容の分析整理
❸分析・観察した内容を共有してみよう(グループで共有→会場全体で共有)
❹模擬実践の講師役のコメント ほか
普段、参加者や関係者として講師の話をきくこととは異なり、講師力を観察・分析する姿勢できかれたことは、新鮮な経験だったかもしれません。
模擬実践の観察・分析では、単なる「良い所探し」「課題探し」に留まらず、参加者間で評価の分かれる点もあり、すぐさま「正解」の出ない論点もありました。そうした見解の相違(矛盾)を解決するような方法を、どのように見出していくのかも、啓発を担う立場の人たちの腕の見せ所であり、また、人権啓発の醍醐味の1つであると思います。今回のように、一人でなく、みんなと考えていけたらいいですね。
ちなみに、今回、講師役として皆様に分析・評価していただいた私自身も大きな気づきがあり、成長の機会をいただいた思いです。自分の実践が評価軸に沿って評価されることには、多少の緊張感や不安感もあると思いますが、前向きに見直すことができるような関係性や仕組みの中で、チャンレンジしてみることが大切だと考えます。
改めて、このたびは、「人権勉強会」にご参加いただきありがとうございました。
とても愉しかったです。次回の「勉強会」も楽しみです。




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→啓発者のための人権勉強会 | 公益社団法人鳥取県人権文化センター (tottori-jinken.org)